贈答文化×デジタルで、さらなる地域サービスの基盤強化へ 広島県小売業ECイノベーション支援事業「EC D-EGGS」に採択

※この記事は2021年11月24日時点での情報です。現在のサービス内容と異なることがござます。予めご了承ください。

広島県が主導・支援する小売業ECイノベーション実装支援事業「EC D-EGGS」の支援企業として採択されましたことをお知らせいたします。

背景

当社は1953年に創業し、お客様のライフサイクルに関するギフト販売を中心として事業を展開してきました。広島・山口に18店舗を展開し、地域に根差したギフトショップとして多くのお客様にご利用いただいています。
パソコンやインターネットの普及により、店舗へ直接来店する生活様式からオンラインで購入する生活様式へ移行していく中で、当社は2005年にEC事業を開始しました。しかし、しきたりや贈答文化の啓蒙を重視する分、店舗販売主体のビジネスモデル先行し、人的作業による顧客データ管理に留まっており、情報活用によるさらなるお客様・地域への還元に至っていませんでした。
本事業の採択にあたり、古来より続く贈答文化と近年のデジタル技術を掛け合わせ、これまで以上に多くのお客様との接点を創出することでさらなるお役立ちを目指してまいります。

EC　D-EGGSとは

広島県が主導する小売業ECイノベーション実装支援事業であり、EC等を通じて国内外の販路の開拓・拡大に取り組む県内小売事業者を支援するためのものです。
11/19に広島県より6社の採択企業の発表があり、そのうちの1社が当社（株式会社大進本店）になります。当社の場合、34,996,500円の補助金の支援を受けます。

当社の３つの取り組み

当社では補助金34,996,500円をすべて地域の皆様のお客様サービスに使用します。
３つのプランを軸に、よりお客様のお役に立てるサービス展開を行います。

CRM（Customer Relationship Management）による顧客管理のシステム化

当社が従来抱えていた、「お客様情報を十分に活用できていない」「ECと店舗の顧客情報が紐づいていない」などの顧客管理に関する問題を解決する取り組みです。
CRMで顧客管理を一括して行うことで、どの部門でもスタッフの誰もが対応できる環境を整備し、店舗とECをシームレスにご利用いただくことが可能となり顧客満足度の向上を目指します。
また、アプリ開発・連携により統合した顧客データとMAツールを繋ぐことで、店舗・EC・アプリそれぞれから顧客とのコミュニケーションが可能となり、対応スピード・質の向上が見込めます。

大進会員アプリ・CRM導入とEC機能の追加開発（導入予定の主な機能）
① 会員証のアプリ化、アプリとECの連携
② ポイント使用や商品の受け取りなど、店舗・EC間でのシームレスな対応
③ アプリでの連絡・相談の対応や現在出版している冠婚葬祭本の閲覧
④ ソーシャルギフト機能
⑤ 登録内容に沿ったコンテンツの配信・販促

ソーシャルギフト・ECサービス

当社のメイン商材であるフォーマルギフトは半年～一年に一度、数年に一度に発生するイベント等に対しての需要が主な為、お客様との恒常的な接点がないというビジネスとしての課題がありました。そこでギフトの価値を再定義し、よりお客様の日常に寄り添うECサービスを新規展開します。

国外需要の新規参入

近年は日系企業の海外進出が加速し、海外にお住いの日本人が増加しており、海外在住時において墓じまいや相続、不動産処理などの需要があります。また、海外支社で働く日本人社員の為に、雛人形や五月人形などの節句人形を贈る需要もあります。
本事業により国外向けECを整備し、今まで表面化していなかった国外需要をとらえることで、当社グループにおいてお客様のご要望に応えていきます。
企業拠点数が多いアジアの中でも、在留人数・増減率の高いタイをターゲットとしてアプリ・ECを展開します。

※本事業についてのお問い合わせ先
経営企画部　EC課　課長　井上

※取材受け入れについてのお問い合わせ先
経営企画部　ブランド戦略課　松田・土取

※この記事は2021年11月24日時点での情報です。現在のサービス内容と異なることがござます。予めご了承ください。