香典返し
この記事は2019年07月08日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。
香典を頂いたら、香典返しをしますが、いつ頃返すと良いのでしょうか?
香典返しの時期は、仏式では忌明けとなります四十九日の法要をめどに、神式では五十日祭、キリスト教では一ヶ月後の召天記念日のミサの後に贈られるのが一般的です。また、香典返しの金額はいただいた金額の半額を返されるのが目安で、タオルやお茶、海苔、洗剤などを送られる方が多いです。逆に香典返しにふさわしくない品物は、松竹梅や鶴亀のつくもの、紅白の組み合わせのもの、鯛やかつお、昆布など、喜びごとを連想させるものです。
お葬式のとき会葬御礼(かいそうおんれい)を渡しますよね?
香典返しの一部としても、考えても良いものなのでしょうか?
会葬御礼と香典返しは全く違います。会葬御礼は、葬儀に参列していただいたお礼です。
急な事にもわざわざ時間を作ってくださり、お参りしていただいたのですから丁寧に対応する必要があります。また、香典返しは、ご香典のお礼と、四十九日忌法要が無事終わったことの報告です。
会葬御礼のみ渡し、香典返しを省く事は失礼になりますし、香典が喪主に手渡されているのかどうか不安を与えてしまいますので気をつけてください。
最近よく聞く「即返し(そくがえし)」とはどういったものなのでしょうか?
通夜・葬儀当日に、頂いた香典のお返しをその場ですることを「即返し」と言います。香典帳の整理、香典返しの手配など一連の手間が省けるといった利便性があります。しかし、香典袋を弔問客の目の前で開けたり、帰られるときに荷物になってしまうので、後日遺族の方から後悔したというお話も良く聞きます。改めてご挨拶する機会も失いますので、できれば避けられたほうが良いと思います。
生前お見舞いを頂いた後に亡くなった場合、お返しはどのようにすれば良いのですか?
はい。生前お見舞いを頂いた際のお返しは、かけ紙は、黒白の水引に「御礼」又は「志」としてお返しします。金額は半額返しが目安です。また、お見舞いとは別に香典も頂かれた場合、合計金額の半額を「茶の子」としてお返しされてもかまいませんが、時期をずらして別々に返される方が多いようです。
結婚式とお葬式が、かさなった場合はどちらに行けばよいのでしょうか?
結婚式とお葬式が重なった場合は、基本的には最後のお別れとなるお葬式を優先します。
ですが、お付き合いの度合いや、親戚関係などで変わってくるとは思います。ごくごく近い身内のお葬式でなければ、お通夜かお葬式のどちらかに参列し、結婚式には出席しましょう。
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この記事は2019年07月08日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。