冠婚葬祭-しきたりとマナー

2月の行事

この記事は2022年02月07日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

2月と言えば「節分」。節分といえば、恵方巻きを食べますよね。


2月の行事のイメージ
そうですね。江戸時代の後期に「巻き寿司」が誕生し、その年の恵方に向って巻き寿司を食べる「恵方巻き」の風習が生まれました。
恵方とは、その年の徳や福を司る神様がいる方位で、今年は「北北西」にあたります。「恵方に向かって食べる」ことは、以前は毎年の初詣を恵方にしたことの影響もあるようです。
恵方巻きの作り方や食べ方はいろいろな説があります。
「七福神にちなんで七種類の具を巻き込む」「縁を切らないため包丁を入れずに丸ごとかぶりつく」
「福が逃げるので無言で食べる」などの決まりごとが後からつき、今にいたっているそうです。




そして、2月4日が立春ですね。


はい。立春は二十四節気の一番目で、旧暦では一年の始まりとされていた日です。このような事から、
立春の前日の節分は季節の区切りとされ、豆をまいて厄を祓います。立春は節分の翌日と決まっています。
また、立春を目安として3月3日に向けてひな人形を飾り始める方が多いです。




他にありますか?


はい。あとは2月8日の「事の日」もあります。「事」とは祭り事のことで、事の神は
「田んぼや農業の神様」をさします。この日は農業を始める日で、代表的な農作物で作る「おこと汁」を
食べて、豊作を祈願します。おこと汁の具は里芋・大根・にんじん・ごぼう・小豆・こんにゃく・くわい等、土から取れるものならなんでもOKで、味噌味で仕上げます。
また、同じく2月8日は「針供養の日」でもあります。折れた針を供養したり、針を休ませる為に、
やわらかい豆腐やこんにゃくに針を刺して、裁縫の上達を祈願します。




14日はバレンタインデーですね。
いろいろな所で、かわいいチョコや、美味しそうなチョコを見かけますね。


本当にいろいろありますよね。世界各地で「男女の愛の誓いの日」とされているバレンタインデーですが、
日本では1970年代に定着したそうです。バレンタインデーは女性が男性に愛を込めてチョコレートを
贈る習慣ですが、贈り物をチョコレートに限っているのは日本独特です。また「義理チョコ」や「友チョコ」
「自己チョコ」なども日本独特のようです。

この記事は2022年02月07日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。