長寿のお祝い
この記事は2022年02月14日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。
「長寿」長生きに関するお祝いは、いつ頃からあるのでしょう?
長寿のお祝いは、奈良時代に中国の風習を取り入れたもので、
初めは、数え年で40歳以降の10年ごとに「四十の賀」「五十の賀」「六十の賀」などと呼んで祝っていました。
室町時代の末期頃から現在のように、還暦、古稀、喜寿などと祝うようになりました。
長寿のお祝いというと「還暦」が最も有名ですよね。
還暦は満60歳のお祝いで、これは誕生した年の干支から60年目に同じ干支に戻ることを言います。
干支は甲・乙・丙・丁などの十干(じっかん)と子・丑・寅・卯などの十二支の組み合わせで、
60年で丁度この2つの組み合わせが一回りして、「赤ちゃんに帰る」とも言われています。
今年の干支は「壬寅(みずのえとら)」です。還暦のお祝いの色は赤で、ちゃんちゃんこと帽子を連想する方も多いでしょうね。
還暦のお祝いの色は赤ですが、年齢によって、お祝いの色が違いますよね?
年代でお祝いの色は違います。70代の色は紫で、80代の色は金茶です。そして90代の色は白で、100歳の百寿は桃色です。
お祝いの品を選ぶ時の参考にして下さい。また由来ですが、70歳の古稀(こき)は中国の詩人杜甫の詩にある「人生七十年、古来稀なり」という言葉に由来しています。
昔は70という年齢は稀な長寿だったのですね。
80歳の傘寿(さんじゅ)は「傘」の略字が八と十を重ねた形「仐」になり、八十と読めることに由来しています。
また、88歳の米寿(べいじゅ)は「米」を分解して書くと「八十八」になる事からです。
そして99歳の白寿(はくじゅ)は「百」から「一」を取ると「白」になるからです。こうしてみますと、漢字から来ているお祝いが多いようですね。
お祝いをする時期の決まりはありますか?
この日にしなくてはいけない…という決まりはありません。
誕生日や敬老の日、お正月などのめでたい日や、最近はお盆やゴールデンウィークなど、ご家族や親戚が集まるときにされる方も多いようですね。
また、お祝いは数え年でするのが本来のしきたりですが、満年齢でされてもかまいません。
そもそも数え年と満年齢はどう違うのでしょうか?
数え年は、おなかの中にいる時が0歳で、生まれた日から1歳になり元旦の1月1日になる度に1つ年をとる数え方で、誕生日は関係ありません。
これは元号と同じ考え方で、令和は始まった日から「令和元年」で次の年の1月1日がきたら令和2年となります。
また、満年齢は、生まれた時は0歳で、誕生日が来るたびに1歳年を取る数え方です。日本は古くから「数え年」で年を数えていましたが
1902年に法律によって「満年齢」で年を数えるようになったそうです。
大進の長寿のお祝い
この記事は2022年02月14日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。