先に売れた場合は、資金計画が立てやすくなり、インテリアやエクステリアなど新居での新しい暮らしへの夢が広がります。一方で、仮住まいをする必要がある場合はその費用や、引越しが2回以上必要となり煩わしさが伴います。 また、先に購入した場合には、まず新居は家族が気にいった住いをじっくりと選ぶことが出来ます。現在の住まいから新居への引っ越しもスムーズに行えます。 資金に余裕がある場合などは、選択として可能なパターンと言えます。 そうでない場合は、 旧居が売れるまで新居との二重ローンになることや、売却を焦るあまり売却価格の妥協につながる可能性も残ります。 売却と購入どちらを先にするのかは、まさにケース・バイ・ケースといえるでしょう。資金や生活状況、ローンの有無など、ご自身の事情によって選択は大きく変わってきます。せっかく欲しい物件が見つかっても「売らなくては買えない」状況では売却を先行するしかありませんし、また不動産が売れたとしても欲しい物件がすぐに見つかる保証はありません。どちらにしてもメリット、デメリットがありますから、無理をせずに自分に合った方法をじっくりと考えることが大切だといえるでしょう。
売れるまでの期間について、標準的なものはありません。 不動産はその要素が複合的に絡まり、売主と買主の気持ちが重なった結果売買が成立します。急いで売りたいと売主が思っていても、ピンポイントで物件を気に入って急いで入居したいと思う買主が現れなければ時間が掛かります。また、その逆であっという間に売れる…なんていう場合もあるのです。 まずは、いつまでに売却する必要があるのかを明確にすることが必要です。最終的には売主が、価格と引き渡し時期を承諾することで、売買が成立することになります。また媒介契約の期間は3ヶ月間が一般的で、売却条件は3ヶ月ごとに見直すチャンスがあります。不動産会社と売主が気持ちを一つにして、買い手を探すことで、売主の納得できる期間で売却できると思います。
転勤・就職・進学などが多い1月~3月の時期に不動産はよく動きます。ところがこと売却に関しては、あまり時期による変動はありません。 マイホームの購入は、賃貸とは違い一生の買い物です。また、インターネット等で物件情報は簡単に手に入るので、買い手はいつでも情報をチェック出来ます。 近くで同じような物件が売りに出ているのかなどの需要により売却価格は左右されます。 急いで売却したのなら、近隣の相場より安く売出す必要があります。また、相場以上で売却したいなら、少し時間を掛けてじっくり構えることが大切です。 売却動機を忘れずに、売却の方針に従い、ご自身で“売り時”を判断していくのがポイントです。