冠婚葬祭-しきたりとマナー

叙勲・褒章

この記事は2015年05月04日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

先日、春の叙勲・褒章者が発表されました。「叙勲」と「褒章」とは、どういうものなのでしょう?


勲記勲章イメージ叙勲・褒章とは「国家が特定の私人の栄誉を表彰するために、これに対して与える特別の待遇である。」とされています。
簡単に言いますと、「長年にわたって社会に貢献している人に対して国が表彰する」ことです。自分の仕事もさることながら仕事をとおして国のために働いた方に与えられます。



実際に叙勲・褒章を受章された方に、最初におすすめする商品があると聞きましたが?


はい。佩用金具(はいようかなぐ)という勲章・褒章をつける金具があるんですが、こちらはお客様から「勧めてもらって本当に良かった」と必ず喜ばれます。
皇居に参内(さんだい)する際、ほとんどの男性はモーニングを着用し、いただいた勲章を胸に飾ります。
その時、勲章を胸のポケットの位置に糸で縫いつけることも出来ますが、勲章の重さで垂れてしまい、見た目があまりよく無いためお勧めいたしません。
佩用金具を使いますと、ピンが二箇所ついていて、装着が簡単ですし、見た目も綺麗です。
ちょっと宣伝になりますが、大進で章状を飾る額や、祝賀会などの記念品をお買上げの方には佩用金具をプレゼントしています。とても喜ばれています。





受章された方が章状をもらって注意することはありますか?


筒から取り出すときに、あまり力任せに取ってしまうと、章状…「勲記・褒章の記」にシワが入ってしまいますので注意してください。
「勲記」と「褒章の記」は、万が一、汚したり、紛失したからといっても、絶対に再発行されることはないと言われていますので。
ですから筒に入れたまま保管するのではなく、額に入れて飾ることをお勧めします。また、祝賀会をされない方でも、家へお祝いに駆けつけた方には「勲記・褒章の記」を披露することになりますよね?
その時、額に入っている方が見た目も良いですし、筒から何回も出してシワを作ったり、傷めたり、手垢でよごしたりしてしまうというリスクがありませんのでね。



額には章状「勲記・褒章の記」だけが入るタイプと、章状と「勲章・褒章」が入るタイプがあるそうですが、どちらが人気があるのですか?


やはり、章状「勲記・褒章の記」と「勲章・褒章」が両方入るタイプが良く出ています。というのも、賞状だけは何かしらでもらうことはありますが、メダルと一緒に賞状をもらうってなかなか無いですよね?
しかも、有る意味人生最高の賞の叙勲と褒章です。その2つを一緒に飾ると言うのは、まず見た目がかっこいいですし、「勲章・褒章」をどこに納めたかわからない…という心配もなくなります。
ご受章は本人はもちろんですが、一族にとっても大変名誉なことですので、子・孫の代まで飾れる丈夫で良い額をお選びください。

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もしも、知り合いが受章した場合には、どうすれば良いのでしょう?


たぶん多くの方は新聞発表で知ることになります。と言うことは、皆さんが同じタイミングで知ることになりますよね?
受章された方は発表後は皇居へ参内(さんだい)するなど、1ヶ月くらいは慌しい毎日になりますので、出来るだけご自宅へ訪問するのは控えて、電話で御祝いの言葉を伝えたり、祝電を送るなど、相手の方の負担にならないように配慮することが第一です。
受章された方は後日、祝賀会や仲間内での御祝いの席などの機会を設けられることが多いので、その席でゆっくりとお話を伺ったり、御祝いの品を贈ったりして、気持ちを伝えると良いでしょうね。

この記事は2015年05月04日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。