子供のお祝い パート2
この記事は2015年02月02日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。
子どものお祝い、先週は「お宮参り」まで聞きました。お宮参りの後はどういう御祝いがありますか?
お食い初めがあります。これは生後100日目にする儀式で、赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、
という願いが込められている儀式です。「百日(ももか)の祝い」や「箸祝い」「歯固め」という呼び名も
有りますよ。たとえ一粒でも食膳にあがったものを赤ちゃんに食べさせるまねをします。やはり身内
のみにてお祝いしますが、この日に集まった人の中で最年長者が食べさせるのが一般的ですね。
お祝いの膳には、どの様な料理を用意すれば良いのでしょう?
お祝いの膳は、料理は赤飯に尾頭付きの鯛、煮物、香の物、お吸い物などの汁物の一汁三菜が基本で、
それに紅白の御餅5個添えた二の膳がつきます。また丈夫な歯が生えるようにと歯固めの小石を
のせたり、しわができるまで長生きするようにと梅干をのせたりと様々な縁起を考えた習慣があります。
100日目の次は、どの様なお祝いがありますか?
次は初誕生があります。満一歳の誕生日ですが、この時に一升餅…1.8kgのお餅をお子様に背負わせ
ます。先ほどのお食い初めと同様、一生食べ物に困らないようにという願いが込められています。
そして、初誕生の前後にある初節句がありますね。ご存知のように3/3のひな祭り、桃の節句と
5/5の子供の日、端午の節句となります。
初誕生の次は七五三ですね。七五三にはどのような意味があるのでしょうか?
七五三も子供の成長を祝い行われるお祝いです。一般的には、女の子は3歳と7歳。男の子は
3歳と5歳にお祝いをするとされていますが、地方によっては違いもあるようです。
「七五三」にはどのような由来があるのでしょうか?
七五三の由来については様々な説がありますが、武家社会の風習で、「髪置きの祝い」「袴着の祝い」
「帯びときの祝い」が元になったといわれています。初めて聞かれる方も多いのではないでしょうか?
まず3歳になると男女とも、それまでのおかっぱから髪を結い上げ、男の子は男の子らしく、女の子は
女の子らしく分ける儀式が「髪置きの祝い」です。そして、5歳になった男の子が初めて袴をはく
「袴着の祝い」。7歳になった女の子がそれまでひも付きの着物を着ていたのを帯でしめる着物に替える
「帯びときの祝い」。これらの儀式で、子供の無事の成長を感謝し、一人前の人間として社会に認める
きっかけとしていたようです。
この記事は2015年02月02日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。