冠婚葬祭-しきたりとマナー

七月の行事

この記事は2016年07月04日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

7月の行事と言いますと、まず思い浮かべるものに「七夕」がありますね?


たなばたイメージ「七夕」は皆さん良くご存じの、おり姫と彦星の中国の伝説が元になっています。
その伝説に女性が裁縫や習字など仕事や芸事の上達を祈願する風習が加わったのが七夕の始まりです。
お祭りもお盆にあわせ7月7日前後に行なわれます。全国的に有名な仙台の七夕祭りやお隣山口の七夕ちょうちん祭りは月遅れのお盆にあわせ8月7日前後に行なわれます。



でもなぜ「七」と「夕」と書いて「たなばた」と読むんでしょう?


7月7日は本来3月3日の桃の節句や5月5日の端午の節句と同じ、五節句の一つ「七夕(しちせき)」です。
「たなばた」の読み方については、いろいろな説がありますが、おり姫星の和名とも言われる「棚機津女(たなばたつめ)」の伝説から「たなばた」と読むようになったという説もあります。



7月には「土用の丑の日」がありますね。


土用とは立春、立夏、立秋、立冬の前の、18~19日間を差しますので、実は年に4回あります。
ですが現在では土用といえば「夏の土用」のみを言うことが多いですよね。今年は8月7日の立秋の前の「土用の日」を差しますので、7月19日が「土用の入り」で、7月30日が「土用の丑の日」です。うなぎを食べる風習は江戸時代の科学者・平賀源内が、お客の途絶えがちだった鰻屋にどうにかならないかと相談をうけ、「丑の日に『う』のつくものを食べると夏負けしない」といって「本日 丑の日」という看板を書いたところ、その鰻屋は大繁盛したそうです。
それから他の鰻屋もまねをしてこの習慣が定着したようですよ。




「海の日」も7月ですね。


現在はハッピーマンデー制度により7月の第三月曜日、今年は7月18日が「海の日」で
7月の祝日となっています。趣旨としては「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」とあります。水の事故のニュースも絶えませんので、十分注意してもらいたいですね。



他にも7月の行事があれば教えてください。


7月7日は、二十四節気の「小暑(しょうしょ)」で、暑さがだんだん強くなっていく時期です。
また梅雨明けの時期でもあります。また7月23日が「大暑(たいしょ)」で、一年中で最も暑い時期になります。他にも7月1日は「国民安全の日」でした。暑さによる気の緩みから事故が多発しやすい夏ですので、個人の行動や施設の安全確保にみんなが気をつけて、事故を防止しましょう。
また7月はお中元の季節でもありますし、初盆を迎えられるところがございましたら、この時期に盆提灯などご準備下さい。

この記事は2016年07月04日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。