間違えやすい冠婚葬祭マナー2
この記事は2016年10月17日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。
迷うものの一つに「出産祝い」がありますが、出産祝いはいつ渡すのがいいのでしょうか?
通常お祝い事は早いほうが良いのですが、出産後は生まれた赤ちゃんの状態も考えないといけませんし、赤ちゃんのお母さんにも休養が必要です。ですから、すぐに病院へ駆けつけるのは避けて、少し落ち着いた頃に様子を見て、親しい方で産後1週間以降、そうでない方は2~3週間以降に家に持っていかれるのが良いでしょうね。
出産のお祝い返しを母方の実家からする場合、のし紙には実家の名前を書いて良いのでしょうか?
出産の御祝い返しに付けるのし紙は、命名札をつけます。例えば、大進太郎くんが生まれた場合、内祝い・大進、命名・太郎…となります。命名札には赤ちゃんの名字を書く為、内祝いの下に実家の名字は書きません。ただし、発送される場合、送り状のご依頼主の名前は母方の実家の名前でもかまいません。
目上の方や上司に商品券を渡すことは良いことなのでしょうか?
目上の方に現金や下着などの生活必需品を贈ることは「生活に困っていると思われているのでは?」と相手が誤解をする可能性があるためタブーとされています。商品券も現金と同じですので、お勧めではありません。できれば心のこもった品物を選ばれたほうが良いでしょうね。
厄年を迎える方の厄除けをするのはいつが良いのでしょうか?誕生日で良いのでしょうか?
誕生日にあわせてされる方も多いようですが、厄年は数えで男性は42歳、女性は33歳が大厄です。このことから厄除けは男性満41歳、女性満32歳の正月から節分までの間に厄除け、厄払いをします。
節分の翌日は立春で、旧暦では正月になり、年をとってしまう…という考えから節分までになります。
ちなみに厄年の方は、厄を祝い落とすといって、豆まきの福男や宴会をされる方もいらっしゃるようですよ。
最後に、冠婚葬祭とは関係ありませんが、縁起物である招き猫の上げている手、
右も左も見たことがあるのですが、意味があるのでしょうか?
はい。右手を上げている猫は「金運」を、左手を上げている猫は「お客様を呼び込む」という意味があります。両方とも縁起の良いものですが、欲張って両方飾ると両手を上げている「お手上げ」にもつながりご利益(ごりやく)がうすれそうですよね。金運に恵まれたい方は右手を、人が集まることを望む方は左手を上げた猫を選ばれると良いですね。ちなみに大進では左手を上げた猫がいます。
この記事は2016年10月17日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。