喪中はがき
この記事は2018年11月12日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。
最近、大進でも「喪中はがき」を買いに来られるお客さまが多いそうですね。
「喪中」とは本来、どのような意味なんですか?
喪中とは、近親者が亡くなった時に喪服、あるいは地味な服を着て謹んで暮らす、喪に服する期間です。
昔、日本では死は穢れ(けがれ)とされ、気持が枯れていくものと考えられていました。ですから死者を出した家は、他の家に災いをもたらさないように、喪に服している間は家を出て、派手な振る舞いや他との交流をしてはいけないとされていました。
喪中の他に、忌中(きちゅう)もありますよね。何が違うのでしょうか?
期間が違います。一般的には、「忌中」は四十九日忌までの満中陰ことです。「喪中」は一周忌までの一年間です。
喪中(もちゅう)の間、気をつけることはありますか?
現在では喪中だからといって厳格に守らないといけないことはありません。ですが、喪に服す期間ですので、派手な行動は慎みます。会社行事の忘年会など、どうしてもという会合は出ても構いませんが二次会は避けます。
また、新年の門松などの正月飾りや、鏡餅の飾りつけ、正月料理、お屠蘇でのお祝いはしません。年始まわりや神社、仏閣への初詣も控えるのが一般的です。
また、毎年年賀状のやり取りをしている方へは喪中はがきを11月中旬から12月上旬には届くように心がけましょう。
喪中はがきは通常、どこまでの人が亡くなったときに出すのでしょう?
一般的なのは、父母、子供、兄弟、義理の父母、祖父母の二親等以内にご不幸があった場合に喪中ハガキを出します。たまに、「香典を頂いた方に喪中はがきを出すのですか?」と質問を受けますが、通常年賀状のやりとりをしている方だけで構いません。年賀状のやり取りの無い方へは喪中ハガキを出す必要はありません
喪中はがきをもらったら、何かしたほうが良いのでしょうか?
「喪中はがきをもらって初めて訃報を知った」というかたも多いと思います。
その場合は、ご香典を渡すか、時間がたち過ぎた場合は、年内にお線香やお菓子などをお供えとして贈られると良いと思います。
この記事は2018年11月12日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。