冠婚葬祭-しきたりとマナー

喪中はがき

この記事は2021年11月15日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。

最近、大進では「喪中はがき」を購入されるお客さんが多いそうですね。
そもそも「喪中」とは、どのような意味があるのですか?


喪中ハガキのイメージ写真
喪中とは、近親者が亡くなった時に喪服、あるいは地味な服を着て謹んで暮らす、喪に服する期間です。
昔、日本では死は穢れ(けがれ)、気持が枯れていくものと考えられていました。ですから死者を出した家は、他の家に災いをもたらさないように、喪に服している間は家を出て、派手な振る舞いや他との交流をしてはいけないとされていました。



喪中の他に、忌中もありますよね?何が違うのでしょうか?


一般的には、「忌中」は仏式で四十九日忌までのことです。「喪中」は一周忌までの一年間です。



喪中(もちゅう)の間、気をつけることはありますか?


現在では喪中だからといって厳格に守らないといけないことはありません。ですが、喪に服す期間ですので、派手な行動は慎みます。会社行事の忘年会など、どうしてもという公的な会合は出ても構いませんが二次会は避けます。
また、新年の門松などの正月飾りや、鏡餅の飾りつけ、正月料理、お屠蘇でのお祝いはしません。年始まわりや神社への初詣も控えるのが一般的です。
また、毎年年賀状のやり取りをしている方へは喪中はがきを11月中旬から12月上旬には届くように心がけましょう。



喪中はがきは、どこまでの人が亡くなったときに出すのでしょうか?


一般的なのは、父母、子供、兄弟、義理の父母、祖父母の二親等以内にご不幸があった場合に喪中はがきを出します。喪中はがきを出す先は、通常年賀状のやりとりをしているかただけで構いません。
よく「香典を頂いた方に喪中はがきを出すのですか?」と質問を受けますが、年賀状のやり取りの無い方へは喪中ハガキを出す必要はありません



仮に昨年の年末に急に身内に不幸があり、喪中はがきを出せなかった場合は、今年の年末に出したほうが良いのでしょうか?


年末に不幸があって喪中はがきが出せなかった場合は、翌年の松の内が明けて、1月15日以降に亡くなられた事を知らせる「寒中御見舞」として出します。
もし「喪中はがき」も「寒中御見舞」も出していないという場合でも、不幸があったのは昨年末のことで一周忌が過ぎて、喪が明けていますので、今年は通常通り年賀状を出してかまいません。
大進の喪中見舞い・喪中ハガキ

この記事は2021年11月15日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。