鯉のぼり
この記事は2015年03月23日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめてお届けいたします。
まずは鯉のぼりの由来を教えて下さい?
鯉のぼりの由来は中国の言い伝えからきています。よく成功や出世をするために通らなくてはならない困難や試験を「登竜門」と言いますよね?竜門とは中国の黄河中流にある流れが急なところです。
「もしこの竜門の滝を昇れる鯉がいれば、それは竜になるだろう」という言い伝えからきています。
このことから、この鯉のようにどんな試練にも耐えて立派な人になるように・・・と、
お子様の出世を祈るために、江戸の中期に鯉のぼりが立てられるようになりました。
吹流しの色は5色ですが、何か由来はあるのでしょうか?
吹流しには青・白・赤・黒・黄の5つの色があります。その色の由来は、東西南北を守る四神と
言われる聖なる動物からきています。一つ目は青龍。この青龍の青は知性。次に白虎の白は神聖を
意味します。そして朱雀、鳳凰のことですが、朱の赤は成長。最後に玄武。こちらは蛇と亀が合体した
姿ですが、玄武の黒は力という意味が込められ、さらに最も高貴とされる、皇帝の色、黄色が
加わりました。ですが、最近はこの色以外にもいろいろなデザインの吹流しがあります。
鯉のぼりの選び方のポイントってありますか?
そうですね。まずは、大きい鯉のぼりを考えている方・・・例えば5mの鯉のぼりを考えてる方は、
鯉は風によってどこを泳ぐかわかりませんので、直径10mに障害物がない場所に鯉のぼりをたてる
必要があります。ベランダ用を選ばれる場合は、ベランダの壁はコンクリートだったり、
ポールの柵であったりで、鯉のぼりを取り付ける金具が変わってきます。ですから最近は、水タンクでポールが固定できるスタンド式の鯉のぼりが人気です。また、ベランダに鯉のぼりを立てることが
出来ないマンションも増えてきていまので、最近は室内用の鯉のぼりも人気がありますよ。
なんと言っても、鯉のぼりはお子様が喜ばれますので、ぜひ立てていただきたいですね。
鯉のぼりを雨の日に出したままでも良いのですか?色落ちとかすることはあるんでしょうか?
ポリエステルやナイロン素材のものがほとんどですので、色落ちの心配はないと思いますよ。ですが、
やはり紫外線の影響もあり汚れが染み付きやすくはなりますので、雨の日や風の強い日は
取り込むほうが良いでしょうね。
もし二番目も男の子が生まれたら、鯉のぼりはどうすれば良いのでしょうか?
弟鯉として、鯉のぼりを一匹付け足すことができますよ。青色の子供鯉の下に緑色などの弟鯉を
泳がせてあげてください。また、女の子が生まれた場合も橙色の鯉のぼりを妹鯉として
泳がせた方もいらっしゃいましたよ。
この記事は2015年03月23日にRCCラジオ「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」の人気コーナー「人生の知恵袋~冠婚葬祭篇(進物の大進提供)」にて放送した内容をまとめたものです。 記事内容は放送当時の世相を反映した内容であり、閲覧されている現在では大進のサービス内容などが異なる場合がございます。予めご了承ください。